絶滅危惧種ウミガメ

 ウミガメは、4月下旬頃から始まる産卵シーズンになると、夜の浜に上陸し、産卵場所を探して気に入った場所を見つけると穴を掘って卵を産み落とします。 ところが、ウミガメは光や人の気配に非常に敏感なため、人が夜の浜を歩き回ったり、懐中電灯を使ったりすると、上陸をやめ、卵を産み落とす前に海に帰ってしまいます。 また、7月上旬頃からふ化し始める子ガメについても、人が歩きまわることにより砂が踏み固められ、砂の中から出てこられずに死んでしまうことや、 走光性(光に近づく習性)を持つため、街灯や車のライトなどの影響が心配されています。

 

 

アカウミガメとアオウミガメは、世界的にはジャイアントパンダと同じくらい絶滅の危機に瀕していると言われています。 国内でも環境省がレッドリストを、水産庁が日本の希少な野生生物に関するデータブックを作成し、ウミガメを絶滅の危険がある動物として掲載しています。

 

ウミガメ観察について

ウミガメ観察会

 

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